ユリの花をプレゼントする時に注意したい点
美しいシルエットと、独特な甘い香りが漂うユリ。
その香りは香水の原料として使用されることがあり、美しい見た目である為、よくプレゼントに選ばれることもあります。
そんな人気の高いお花であるユリですが、誰かにプレゼントする時には、ユリの色に込められている意味合いを知っておかなければ、思いもよらぬ誤解を生んでしまう可能性があります。
そこで今回は、誰かにユリの花をプレゼントする時に気を付けておきたい注意点についてご紹介したいと思います。
ユリをプレゼントする時の注意点

この項目では、ユリが持つ意味合いについてご紹介したいと思います。
まずは白いユリの花です。
白いユリは宗教的な意味合いが強くお葬式に使用されるお花という印象が多くの人に根付いています。
なので、お祝いの場で、真っ白なユリだけで作った花束を渡すのはミステイクです。 他にも、親戚や、ちょっとした挨拶でお花を贈る際にも、白いユリは極力避けたほうが良いでしょう。
また、白いユリ1輪だけの場合、「亡くなった人に捧げるお花」としての意味合いを持っている為、誰かにプレゼントする白いユリ1輪だけをプレゼントする、花束に加えるのは絶対に避けておきましょう。
ユリの花をプレゼントする時に注意すべきなのは、その色だけではありません。
ユリの花の特徴ともいえる、花が下向きに咲くという習性です。
下向きに咲く花は、首がぐったりしているように見える様子から、縁起が悪いとされています。
さらに、ユリは咲き終わった花は、そのまま地面に落ちてしまう為、ますます縁起が悪い印象が強いのです。
そうした理由から、入院中や体調不良の方へのお見舞いの花としては不向きです。 また、お見舞いでなくとも、ユリの花=不吉な花という印象を持っている人も少なくはない為、気を付けましょう。
ユリの特徴で気を付けるべきことは、他にもあります。
それはユリが持つ甘い香りと、花粉です。
ユリが持つ香りは甘い香りで、好まれる人も多いかと思います。
しかし、それと同時に、その甘く強い香りが苦手な人がいるというのも事実です。
ユリを飾った空間はユリの強い香りが残るので、香りが大切な空間に飾るのは避けるべきです。
もう一方で、注意しなければならないのはユリの花粉です。
ユリの花粉は大きく、非常に目立ちます。
また、粘着質な為、洋服等につくとなかなかとれず、飛散して食べ物に入れば衛生面でも良くありません。
このことから、入院中の人や飲食店を営業している人、香りが充満しやすい狭い空間や、締め切った空間を使用している人に贈るのは、あまり好まれないでしょう。
ユリをプレゼントする際に気を付けておきたい、代表的な注意点は以上です。
プレゼントに適したユリ
上記の内容を見ると、ユリはプレゼントに適していないお花だと思う人もいらっしゃるかと思います。しかし、白いユリの花や、下向きに咲く花というネガティブな意味合いは、社会人として、あるいはご高齢の人に贈る場合は気にする必要はありますが、親しい人に贈る際にはあまり気にする人はいません。
また、植木鉢のままプレゼントする場合は、下向きに咲く花が気になってしまいますが、花束の場合、下向きにならないように調節することができるのでネガティブな印象を与えにくくなります。
最近では下向きにならないユリに品種改良されていることも多く、ユリにまつわるネガティブなイメージは次第になくなるでしょう。
ユリは華やかで美しいお花です。
花言葉がついた背景は様々だと思いますが、その美しさ故についた花言葉なのかもしれません。
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