細長い果粒の甘旨ブドウ ゴールドフィンガー

細長い形の果粒は勾玉と例えられることもありますが、個人的には名前にもなっているフィンガー＝指がしっくりくると思っています。
果皮は剥きにくいですが薄くそのままでも美味しく食べられます。色は緑～黄色で欧米雑種の品種です。
糖度20前後になる極甘でジューシー、果肉は締まり良くパリッとした食感が楽しい美味品種。
病気に強く育てること自体は比較的難しくありませんが、雨による裂果や、摘粒が少ないと皮が薄いので裂果しやすく、摘粒をし過ぎると丸くならないのでスカスカになりやすい、脱粒しやすいなどお店に並ぶような綺麗な仕上がりを目指すと途端に難しくなる品種ですので、試行錯誤を楽しみながら栽培したいですね。

爪化粧を施したような美しい色のブドウ マニキュアフィンガー

細長い形の果粒は勾玉と例えられることもありますが、個人的には名前にもなっているフィンガー＝指がしっくりくると思っています。
果皮は剥きにくいですが、とても薄く渋味も感じないので剥かずにそのままパリパリと美味しく食べられます。
色は先端が濃い赤紫色に染まり、全体は綺麗に赤く染まるものや赤～黄緑でグラデーションになるものがあります。
糖度約18度と高く程良い酸味もあることからリンゴに例えられる味わいで、上品でコクのある風味です。中国の高級ホテルでは「美人指」と呼んで一種のステータスとして扱われているとか。
日本の山梨県で作られた品種ですが、系統的には欧州系ということもありアメリカ系・欧米雑種の品種と比べると栽培の難易度は高めになります。
比較的樹勢が強く強健な部類ですが、生育が安定しづらく、雨による裂果が多いので雨よけ栽培向きで、摘粒しないと割れやすくし過ぎるとスカスカになるなど、試行錯誤を楽しみながら栽培できる上級者向けの品種といえるでしょう。