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    さつまいも育て方

サツマイモの苗を育てよう

サツマイモ苗の育て方

サツマイモが日本にやってきたのは17世紀頃だといわれており、東南アジアから中国を経て沖縄・九州に伝わったとされています。
本州では鹿児島から伝わったイモとして「薩摩芋(さつまいも)」と呼ばれるようになりました。
サツマイモはやせ地でもよく育ち収穫量も多く、飢饉から何度も人々を救ってきた歴史があります。

サツマイモはデンプンが豊富で食物繊維が多く含んでいることは有名ですが、ビタミンCやビタミンB1などのビタミン類、カリウム、鉄分などのミネラル成分も豊富です。
焼き芋や天ぷら、煮物などの料理方法も多く、最近では干し芋の人気も高まってきています。

サツマイモはやせ地や高温・乾燥にも強く、育てやすいので家庭菜園初心者さんにもオススメです。
初めて野菜の栽培に挑戦していけど、どの野菜から始めていいのかわからない方は、とりあえずサツマイモから始めてみませんか!
(収量は減りますが深さ30cm以上の大型プランターでの鉢植え栽培も可能です。)
せっかくサツマイモのイモヅルを植えたのに「細いイモしかとれなかった」などのトラブルが少なくなるように、サツマイモの育て方につてご紹介します。
→サツマイモのイモヅル販売はこちらから。
※販売は1~6月になります。

サツマイモ

さつまいもの基本情報

・学名:Ipomoea batatas
・科名:ヒルガオ科
・属名:サツマイモ属
・収穫期:10月中旬~降霜前まで
・植え付け時期:5月中旬~6月
・生育適温:16~36℃(肥大には20~30℃)
・発根温度:15℃以上

サツマイモの栽培方法

■栽培適地
日当たりと水はけの良い土地を好み、過湿地を嫌います。長雨などで冠水する場所はNGです。
(砂質土だと丸形で粉質のイモになりやすい傾向に。水分が多い土地では長いイモになりやすい傾向に)
畑をよく耕し、堆肥やワラ、刈り草などを多くすき込み、通気性を良くすると収穫量がアップします。
マルチを使用すると雑草対策だけでなく、芋の肥大や食味が良くなったりするので、マルチ栽培がオススメです。

■植えつけ
【植えつけ前に行うこと】
●植えつけ1週間前
 高い畝を作り溝に元肥を入れます。※高畝にするのは、排水と通気性を良くするため。
 元肥:1㎡あたり 
 ・堆肥:バケツ1杯 ・油カス:少量 ・米ぬか:少量
 ※その他、ワラや刈り草、草木灰などを入れて土の通気性を良くします。
  (前に野菜を作っていた畑に植える場合は米ぬか・草木灰だけでも可能。)
 元肥の上に土を盛り、高さ40cm程の台状の高畝を作ります。

サツマイモ畝

【イモヅルの植え方】
サツマイモの栽培には、ツルの状態の苗を購入して植えるか、メリクロンで作られた苗(ポット苗)からツルを取り植え付ける方法があります。(→サツマイモポット苗についてはこちら。)
イモヅル植えつけ方法
※苗が到着したら2日ほど風通しのよい冷暗所に置いてからすぐに植えつけます。植え付けの目安はイモヅルが少ししんなりしている頃です。到着した苗が既にしんなりしていたら到着後すぐに植えつけてください。

切り口に近い2~3節から出る根に芋ができやすいので、必ず2~3節は土中に埋め込みます。節を埋め込まないとイモができないので要注意です。畝に深さ5~10㎝の溝を切って、株間50cm間隔で苗を水平にして植え付ける「水平植え」と呼ばれる方法が一般的です。

イモヅルの植え付け方法
・水平植え:一般的な方法で、苗の先端だけを地上に出し残りの部分を地表と平行に埋める方法。
 水平植えは根が出やすく、収量が多いですが、イモのサイズは小さくなります。
・斜め植え:畝に向かって苗を斜めにさす方法で、深さ5~10cmに斜めになるように苗を植えます。
 細長いイモがたくさん収穫できます。
・垂直植え:畝に苗の根元だけを深さ10㎝ほど垂直に突き刺す方法です。
 乾燥に強く、収穫が早く、大きなイモができるが、収穫量は少ない。

イモヅル

■その後の管理
植えつけ後1か月間は除草作業を行います。ツルが繁茂すれば雑草の心配も少なくなります。
水やりもほぼ必要ありません。
6月中旬と7月中旬の2回程雑草を取り、土を浅く耕し畝間の土を株元に寄せる「つる返し」を行い、通気性を良くします。
【つる返し】
夏以降、繁茂したツルを持ち上げ、土から引き離すようにして、ツルの節から出た根を切る作業。
ツルをそのまま放置しておくと、節から出した根を張る方に栄養がもっていかれ、イモの太りが悪くなります。
大きなイモを収穫するためのひと手間になります。
【追肥】
追肥の必要はほとんどありませんが、害虫の被害等で葉がひどくやられたような場合は草木灰などをまきます。
この時、油カスや鶏フン等チッソ分の多い肥料は与えません。
【病害虫の防除】
アカビロウドコガネ(夏にイモの表皮を食害する)→ダイアジノン粒剤など
イモガ→スミチオン乳剤など

■収穫
イモヅル収穫
植えつけ後120~140日程度で収穫期を迎えます。
手で株元の土を掘り、イモの肥大を確かめます。
収穫は、ツルを丁寧にとってから、イモを傷つけないようにスコップで掘り上げます。
霜に当たると腐敗や貯蔵性が悪くなることから、初霜前までには収穫は終えてください。
また、収穫は晴天に行う方が良く、土が湿っている時に掘ると腐りやすくなります。

■貯蔵
収穫後イモが湿っている状態で貯蔵すると腐りやすくなりため、2~3日天干しします。
サツマイモは掘りたてより、2~3週間貯蔵したイモの方が甘味が増します。貯蔵適温は13~15℃(12℃以下になると腐ってしまいます)。
イモヅル貯蔵
少量なら発泡スチロールに入れて穴をあけて埋めます。家庭では乾燥を防ぐために新聞紙に包み、穴あきのポリ袋に入れてスチロール箱に入れて保存します。
約10日に1度軽く霧吹きなどで湿り気を与えます。但し、過湿には注意します。
大量にあるときは図のように土中で貯蔵します。
安納芋

→サツマイモのイモヅル販売はこちらから。
→サツマイモのポット苗ル販売はこちらから。
※サツマイモのイモヅル・苗の販売は1~6月になります。

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