ペチュニアを育てよう

夏～秋花壇の代表花「ペチュニア」。
様々な花色や花形があり、また立ち性やほふく性など花姿も豊富で、花壇・寄せ植え・ハンギングなど、楽しみ方もたくさん!!

そんなペチュニアを種から育てる方法をご紹介いたします。
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ペチュニアの栽培方法

■種まき
発芽適温が20～25℃と高いので、4～5月が播種時期になります。
3月や4月の最初の方に播種する場合はヒーターマットなど加温設備を使用したり、窓辺など暖かい場所に置き、ビニール袋などをかぶせ簡易温室のようなものを作り保温に努めましょう。
発芽に適した温度であれば7～10日程度で発芽します。

市販の種まき用の土など新しい用土を使用し、育苗箱やセルトレイに種まきします。
種をまく前に土に水をしみこませます。
ペチュニアの種は非常に細かいので、バラまきにするかすじまきにします。
ペチュニアの種は発芽に光を必要とする「好光性種子」なので覆土はしません。
芽が出るまでは霧吹きを使って水を吹きかけるか、受け皿に水を入れて水を吸わせます。

■仮植え
発芽したら混んでいるところを適宜間引き、本葉が2～3枚になったころ、6㎝ポットに鉢上げします。
日当たりの良い場所で、一番花が咲くころまで育苗します。
しっかり根づいたら週一ぐらいの間隔で液肥を与えます。

仮植えしてポットに根が回った状態が店頭などで販売されている苗となります。
初めての方や種まきは面倒な方は、4～5月頃から出回る苗からスタートするととっても簡単にペチュニアを楽しめますよ。
■定植
ポットに根が回ったら花壇や鉢に定植します。。

■用土
ペチュニアは日当たり、水はけ・風通しの良い場所で、有機質に富んだ肥沃な土壌を好みます。
【地植え】
定植前に堆肥・肥料を土にすきこみます。
【鉢植え】
花と野菜の土など市販の培養土で大丈夫です。ペチュニア専用の培養土に植えるとより安心です。
元肥入りでない場合は、緩効性肥料を混ぜてから植えてつけてください。

■植え付け方
定植する苗の根がポットの形にびっしりと回っている場合は、軽くほぐしてから植え付けます。
植え幅は庭植えの場合20～25cm間隔に、鉢植えの場合は6～7号鉢に1株が目安です。
1株で大きくなるタイプは、10号鉢(直径30㎝)に1株植えつけます。

■水やり
過湿にならないように注意してください。
【地植え】
植えつけた直後にたっぷり与えます。
真夏に晴天続きで乾燥した日が続かない限り、ほとんど必要ありません。
【鉢植え】
鉢の表土が乾いたら鉢底から水が出るまでたっぷりと与えます。

■追肥
次々と花を咲かせ続けるので、肥料切れには注意!!
リン酸・カリ分の多く含む緩効性肥料を月に1度与えるか、液体肥料を10日～2週間に1度与えます。

■病害虫
アブラムシが発生しやすいので、発見次第薬剤で駆除します。
風通しが悪いと病気も出るので、花ガラ摘みをこまめに行い、茂りすぎたら切り戻しを行います。

■お手入れ
花が終わったら花茎ごと摘み取る花ガラ摘みを行います。
ペチュニアは多湿に弱く、花ガラ摘みを行わないと湿気を溜め込む原因になるので、こまめに取り除きましょう。
葉が10枚くらいになると摘芯(ピンチ)をし、わき芽を増やすと株にボリュームが出て花数も増えます。
【切り戻し】
ペチュニアを長い期間、繰り返し美しく咲かせるために切り戻しや摘心(ピンチ)が重要ポイントです。
そのまま放置しておくと、真上にひょろひょろと生長し、先端だけに花が咲くみすぼらしい花姿になりかねません。
こんもり株いっぱいに花を咲かせるためには、必ず切り戻し作業を行いましょう!!

満開を迎えた後(梅雨前や夏の終わり頃など)に、伸びた枝を1/3～1/2に切り戻します。
思い切って切ることがポイントです。新しい枝が伸び、再び美しく咲いてくれます。


ペチュニアは夏の花壇の女王とも呼ばれるほど、ポピュラーなお花です。
花色や花形が豊富で、晩秋まで長く楽しめるので、庭植えはもちろん、寄せ植えやハンギングなど様々な楽しみ方ができとっても人気です。

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毎年キレイに咲いたと喜びの声をいただくほど、大好評です。
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