じゃがいもの種いもを育てよう
じゃがいもの育て方
様々な料理に欠かせない「じゃがいも」。じゃがいもの栽培は、3月に植えて6月中旬~7月上旬に収穫する春植えじゃがいもと、8月下旬~9月上旬に植えて11月(降雪前)に収穫する秋植えじゃがいもの2パターンがあります。
植えつけから約3か月での収穫と、比較的短い栽培期間で済むのも嬉しい特徴です。
そんなジャガイモを種芋から育てる方法をご紹介いたします。
→ジャガイモの種芋販売はこちらから。
※販売期間も短いのでお見逃しなく!!
ジャガイモからはたくさん芽が出てきますが、養分を分散させないためにも芽は1~2本にします。
また、ジャガイモは種イモの上部分に新イモができるので、土寄せをしっかり行ってください。
1 植え付け半月前
ジャガイモの栽培にはpH5.0~6.5くらいの弱酸性土が適しています。
それ以上の酸性土の場合は苦土石灰をまいて調整してください。 ※苦土石灰は入れ過ぎないように注意!
畑の全面を掘り起こします。
2 植え付け1週間前
畝を作り溝に元肥をいれます。種イモが直接肥料にふれないように4~5cmの土を戻しておきます。

目安として、元肥:1㎡あたり 堆肥バケツ1杯、配合肥料10握り
※催芽(芽出し)について
ジャガイモの種イモは、光によって発芽が促されるという特徴があります。
芽を少し出してから植える場合は、数日間日に当てることで芽が伸びてきます。
凍結および20度以上の高温を避け、雨を当てないように注意してください。
3 植え付け2~3日前
種イモの大きさは30~40gくらいが適当。それ以上の大きなイモは切って使います。
切口に草木灰をつけて2~3日おき、切口をしっかり乾燥させてから植えます。
乾燥が甘いとそこから腐敗する場合がありますので注意してください。
※植え付け時期が高温になる秋植えの場合は、種芋を切ると腐りやすいため、そのまま切らずに植え付けることをオススメしております。
※種イモには、芽が多く出る方(頂部)と芽がほとんど出ない方(基部)があります。
頂部に芽が2~3本出た時が植え付け最適期。芽をつぶさないようにイモを縦切りにするのがコツです。
4 植え付け
切口を下にして、25cm間隔で植えつけます。その際、芽が土の中に埋もれてしまっても問題ありません。
7cmの高さまで土をかぶせます。
春植えの場合:じゃがいもの芽は霜に弱いので、晩霜の恐れがある場合は敷きワラなどで芽を覆い防寒すると良いでしょう。
5 芽かき
芽は何本も出るので、10cmほどに伸びたら丈夫な芽を1~2本残して他はかきとります。
上に引っ張ると種イモが抜けるので注意してください。
※茎数が多いと、芋が小さくなり収穫量が少なくなってしまうので、芽かきは大切な作業のひとつです。
6 土寄せ・追肥
子イモは種イモの上方につくため、土寄せが必要です。
ただし、1度に多くの土をかけると子イモ部分の温度が上がりにくく肥大が悪くなるので、
2回に分けて行います。 同時に、追肥として1㎡あたり1握りの配合肥料を畝に施します。
※リン・カリ分が多く、チッソ分が少ない肥料を用います。

7 収穫
茎葉が黄色く枯れ始めたら1株掘って、イモの太り具合を確かめながら収穫します。
皮が柔らかいので丁寧に。
春植えじゃがいもの場合は花が咲いている頃に収穫すると、ウズラの卵大の新じゃがが楽しめます。
収穫の時、水分が多いとイモが腐りやすくなりますので、晴れが数日続いた後に収穫してください。
貯蔵適温は2~3℃。風が通り、涼しくて日の当たらない場所で保存します。 イモを洗うと腐りやすくなるので、土は払い落す程度にしたほうがよいでしょう。
→ジャガイモの種芋販売はこちらから。
1 芽を霜被害から守る
じゃがいもの芽は霜に弱いので、芽が出てから遅霜などに当たると黒く変色して生育が遅れることになります。 霜が心配な日には、芽を敷きワラやべた掛けの不織布などで霜対策をすると良いでしょう。
2 収穫時期が遅くならないように注意
春植えの収穫は6月下旬~7月上旬と気温が上がる時期に当たります。特にマルチ栽培していると土の温度が高温になりイモが腐る原因となります。
収穫適期を逃さないように気をつけましょう。
◆「暑さ対策」と「収穫までの短さ」をどうするか、それがポイントです◆
暑さ対策1 種イモは切らない
暑さのため春植えに比べて切り口から腐敗しやすいので、秋植えじゃがいもは切らずに植え付けるのが一般的。 どうしてもイモが大きく切りたいという場合は、切り口がコルク化するまでしっかり乾燥させてください。
暑さ対策2 催芽(芽出し)する場合は直射日光を避け、風通しの良い日陰で行う
じゃがいもは光が当たると芽を出す性質があります。春は日差しがやわらかいので直射日光を当ててもかまいませんが、秋植えの場合、日差しが強すぎて、イモも芽も焼けてしまいます。
ですから、秋植えの芽出しは明るく風通しの良い日陰で行ってください。雨の当たらない場所に新聞紙などを敷き、種イモを並べて1週間ほど置きます。
暑さ対策3 植え付けは早朝に
いきなり熱い土の中に埋められた種イモは、蒸し焼きにされているのと同じ状態になります。 植え付けは早朝の涼しい時、もしくは曇りの日にしましょう。
また、過湿を嫌いますが、植え付け時の乾燥も大敵です。 適度な水分状態にするため、植え付け前日にしっかり潅水しておくか、雨の数日後に植え付けてもよいでしょう。
短期集中 芽を1本に絞る
苗が10~15cmくらいになったら芽かきを行います。 春植えでは1株に1~2本の芽を残しますが、秋植えではできれば1本だけ残すほうが望ましいです。
その方が効率よく芋を肥大させることができます。
このとき、株元に土寄せをしておくのを忘れずに。草丈が25~30cmくらいになったら、もう一度土寄せをしましょう。
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植えつけから約3か月での収穫と、比較的短い栽培期間で済むのも嬉しい特徴です。
そんなジャガイモを種芋から育てる方法をご紹介いたします。
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※販売期間も短いのでお見逃しなく!!
じゃがいもの基本情報![]() ・学名:Solanum tuberosum L. ・科名:ナス科 ・属名:ナス属 ・発芽適温:18~20℃ ・生育適温:15~24℃ 日当たり、水はけの良い場所なら日本全国どこでも 栽培できますが、寒冷地の秋植えはできません。 |
じゃがいもの栽培方法
・芽かきと土寄せをしっかり行うジャガイモからはたくさん芽が出てきますが、養分を分散させないためにも芽は1~2本にします。
また、ジャガイモは種イモの上部分に新イモができるので、土寄せをしっかり行ってください。
1 植え付け半月前
ジャガイモの栽培にはpH5.0~6.5くらいの弱酸性土が適しています。
それ以上の酸性土の場合は苦土石灰をまいて調整してください。 ※苦土石灰は入れ過ぎないように注意!
畑の全面を掘り起こします。
2 植え付け1週間前
畝を作り溝に元肥をいれます。種イモが直接肥料にふれないように4~5cmの土を戻しておきます。

目安として、元肥:1㎡あたり 堆肥バケツ1杯、配合肥料10握り
※催芽(芽出し)について
ジャガイモの種イモは、光によって発芽が促されるという特徴があります。
芽を少し出してから植える場合は、数日間日に当てることで芽が伸びてきます。
凍結および20度以上の高温を避け、雨を当てないように注意してください。
3 植え付け2~3日前

乾燥が甘いとそこから腐敗する場合がありますので注意してください。
※植え付け時期が高温になる秋植えの場合は、種芋を切ると腐りやすいため、そのまま切らずに植え付けることをオススメしております。
※種イモには、芽が多く出る方(頂部)と芽がほとんど出ない方(基部)があります。
頂部に芽が2~3本出た時が植え付け最適期。芽をつぶさないようにイモを縦切りにするのがコツです。
4 植え付け
切口を下にして、25cm間隔で植えつけます。その際、芽が土の中に埋もれてしまっても問題ありません。
7cmの高さまで土をかぶせます。
春植えの場合:じゃがいもの芽は霜に弱いので、晩霜の恐れがある場合は敷きワラなどで芽を覆い防寒すると良いでしょう。
5 芽かき
芽は何本も出るので、10cmほどに伸びたら丈夫な芽を1~2本残して他はかきとります。
上に引っ張ると種イモが抜けるので注意してください。
※茎数が多いと、芋が小さくなり収穫量が少なくなってしまうので、芽かきは大切な作業のひとつです。
6 土寄せ・追肥
子イモは種イモの上方につくため、土寄せが必要です。
ただし、1度に多くの土をかけると子イモ部分の温度が上がりにくく肥大が悪くなるので、
2回に分けて行います。 同時に、追肥として1㎡あたり1握りの配合肥料を畝に施します。
※リン・カリ分が多く、チッソ分が少ない肥料を用います。

7 収穫
茎葉が黄色く枯れ始めたら1株掘って、イモの太り具合を確かめながら収穫します。
皮が柔らかいので丁寧に。
春植えじゃがいもの場合は花が咲いている頃に収穫すると、ウズラの卵大の新じゃがが楽しめます。
収穫の時、水分が多いとイモが腐りやすくなりますので、晴れが数日続いた後に収穫してください。
貯蔵適温は2~3℃。風が通り、涼しくて日の当たらない場所で保存します。 イモを洗うと腐りやすくなるので、土は払い落す程度にしたほうがよいでしょう。
→ジャガイモの種芋販売はこちらから。
春植えじゃがいも栽培のコツ
1 芽を霜被害から守る
じゃがいもの芽は霜に弱いので、芽が出てから遅霜などに当たると黒く変色して生育が遅れることになります。 霜が心配な日には、芽を敷きワラやべた掛けの不織布などで霜対策をすると良いでしょう。
2 収穫時期が遅くならないように注意
春植えの収穫は6月下旬~7月上旬と気温が上がる時期に当たります。特にマルチ栽培していると土の温度が高温になりイモが腐る原因となります。
収穫適期を逃さないように気をつけましょう。
秋植えじゃがいも栽培のコツ
◆「暑さ対策」と「収穫までの短さ」をどうするか、それがポイントです◆
暑さ対策1 種イモは切らない
暑さのため春植えに比べて切り口から腐敗しやすいので、秋植えじゃがいもは切らずに植え付けるのが一般的。 どうしてもイモが大きく切りたいという場合は、切り口がコルク化するまでしっかり乾燥させてください。
暑さ対策2 催芽(芽出し)する場合は直射日光を避け、風通しの良い日陰で行う
じゃがいもは光が当たると芽を出す性質があります。春は日差しがやわらかいので直射日光を当ててもかまいませんが、秋植えの場合、日差しが強すぎて、イモも芽も焼けてしまいます。
ですから、秋植えの芽出しは明るく風通しの良い日陰で行ってください。雨の当たらない場所に新聞紙などを敷き、種イモを並べて1週間ほど置きます。
暑さ対策3 植え付けは早朝に
いきなり熱い土の中に埋められた種イモは、蒸し焼きにされているのと同じ状態になります。 植え付けは早朝の涼しい時、もしくは曇りの日にしましょう。
また、過湿を嫌いますが、植え付け時の乾燥も大敵です。 適度な水分状態にするため、植え付け前日にしっかり潅水しておくか、雨の数日後に植え付けてもよいでしょう。
短期集中 芽を1本に絞る
苗が10~15cmくらいになったら芽かきを行います。 春植えでは1株に1~2本の芽を残しますが、秋植えではできれば1本だけ残すほうが望ましいです。
その方が効率よく芋を肥大させることができます。
このとき、株元に土寄せをしておくのを忘れずに。草丈が25~30cmくらいになったら、もう一度土寄せをしましょう。
→種じゃがいもの販売はこちらから。