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    トマトの育て方

トマトを育てよう

トマト(たね&苗)の育て方

トマト
夏野菜の代表選手ともいえるトマト。
夏に食べる完熟トマトの美味しさは格別です。

たねからでも苗からでも、コツさえつかめば難度はそれほど高くない野菜ですので、ぜひぜひ、挑戦してみてくださいね。

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◆トマトの基本情報◆

・学名:Solanum lycopersicum L.
・科名:ナス科
・属名:ナス属
・収穫期:6月~10月
・発芽適温:20~30℃
・生育適温:20~30℃
・定植時期:5月~6月

トマトの栽培方法

【種まき】
種から育てる一番のメリットはコスパです。
断然、安くつきます。
種を蒔いてから苗にするまで時間がかかるので、余裕をもって栽培計画を立てましょう。

●種を発芽させるためには、発芽温度を確保する必要があります。トマトの発芽温度は20~30度です。加温設備がない場合は4月頃からの種まきをおすすめします。
(早く蒔いて確実に発芽させたい場合は、ヒーターマット&サーモがおすすめです)
ヒーターマットの詳細はこちらの記事をどうぞ!
●種まき用土を使いましょう。種まきには9cmポットを使います。

●加温しない場合は、朝のうちにポットに土を入れ、たっぷり水をかけて、日当たりの良い所に置き、上から黒いビニールをかけておきます。こうすることによって、土の温度が上昇します。

●昼過ぎ~夕方頃に種をまきます。穴の深さは1cm程で、5㎜ほど覆土します。

●土をかぶせた後、上から指で土を押さえ、種と土を密着させます。

●1ポットに1粒をまきます。1度にまくのは3~5粒だけにします。
 (一度にすべて蒔いてしまうと失敗した時に蒔きなおしができなくなります)

●乾かさないように様子を見ながら水をあげ、発芽を待ちます。

●成功すれば7~10日で芽が出てきます。2週間待ってダメならあきらめます。
トマト発芽
※芽が出てこなかった場合!!
◆発芽までに突然、気温が下がって発芽温度が足りずに種が死んでしまったとか、水をあげすぎて種が腐ったとか、元々種が死んでいたとか、色々考えられますが、失敗するときは失敗します。たとえば発芽試験で発芽率80%以上の種の場合、確率の上では10粒中2粒は最初から芽が出ない可能性があります。
◆芽が出なかったり、出てきたけど葉っぱの形が奇形になっている場合は、最初に残しておいた種を同じポットでまき直します(追いまき)。
◆芽が出るまでホットカーペットやコタツを使われる方もおられます。この場合は暖まりすぎに注意しましょう。
◆とにかく、発芽温度関係で失敗するケースが殆どです。温度はとっっっても大切です。


※最初の種まきでバッチリ発芽した場合
◆おめでとうございます。
◆残った種は来年も使えます。
◆茶筒に乾燥剤と一緒に種を入れ、冷蔵庫の野菜庫で保管してください。
◆トマトの種は長期保存できますので、乾燥剤を入れ替えつつ野菜庫に入れておくと6年持つこともあります。ただし、発芽率は徐々に低下しますので、1~2年でまいてしまうことをオススメします。
◆暖かい地域の場合は、時期をずらして種まき(5月とか)をし、長期収穫を目指すのも楽しいです。


【発芽後の管理】
●発芽後はできるだけ日に当て、徒長(ひょろっと長く伸びてしまうこと)しないようにします。
トマト芽出し
●ただし遅霜に当たると枯れてしまいます。気をつけましょう。

●本葉が4~5枚になったら、12~15cmポットに植え替えをします。
トマト本葉
●プランタや畑に定植するまでにだいたい55~65日かかります。本葉7~8枚で、1つめの花房が咲き始めたあたりが定植適期となります。


【定植】←苗を買った場合はここからスタート!
●プランタは、野菜用の深めのものをおすすめします。1つのプランタに2株が目安です。
トマト定植
●土は園芸用の新しいものを使います。最初から肥料が入っているタイプの土の場合は、それをそのまま使います。そういう土に追加で肥料を入れてはいけません。実がつかなくなります。

●肥料の入っていない土を使う場合は「元肥」と書かれた肥料を用意しましょう。ゆっくり長く効く等と書かれていると思います。N:P:K=8:8:8のものでOKです。パッケージに使用量の目安が書いてあるので、その記載を守って土に混ぜましょう。

●畑に植える場合は、定植の2週間前までに苦土石灰をまいて耕し、1週間前に堆肥・元肥をまいてよく耕します。施用量は1㎡あたり苦土石灰150g、堆肥3~4kg、化成肥料(N:P:K=8:8:8)150gが目安です。
トマトの畝
トマト追肥M
●3年はナス科(トマト・ナス・ピーマン・トウガラシ・じゃがいもなど)を栽培していない場所に定植します。連続して同じ場所で栽培すると、連作障害がでて上手く育たないことがあります。場所がなくて連作になる場合は接木苗を植えることをお勧めします。


【整枝と追肥】
●主枝は、20~30㎝間隔でひもで誘引します。
 茎が太るのでゆとりを持たせ、8の字になるように結びます。
トマト誘引
●各節から出てくるわき芽は小さなうちに摘み取ります。
ウイルス病伝染を避けるため、ハサミは使わず手で摘み取ります。
トマト脇芽処理
●第一花房に実がうまくつかないと株の栄養バランスが大きく崩れ、以降の着果も不安定になってしまいます。支柱を棒で叩き、揺らして受粉させるか、着果ホルモン剤(トマトトーン)処理をして、確実に実がなるようにしましょう。
トマト結実
●追肥は第一花房・第三花房の実が、大きくなり始めた頃に行い、1株あたり一握り(約25g)の化成肥料を畝の肩部分にばらまきます。
※追肥の目安 栄養不足の場合は芽先の葉がY字型に、栄養過多の場合は芽先の葉が内側に巻き込みます。
葉のそり具合がお皿を伏せた程度が適正なので、葉の状態を見て追肥しましょう。


【水やり】
●トマトは水を制限すると甘くなると言われるため、極端に水分を制限することがありますが、家庭菜園ではあまりおすすめしません。

●甘さと皮の柔らかさはトレードオフです。水分を減らせば皮が固くなり甘味は増します。水分を与えれば皮が柔らかくなり、甘味はそのままです。

●しっかり水を与えたからといって、実が水くさくなるということはまずありません。ちゃんとしっかり美味しいです。

●水を制限することによって株にストレスがかかり、収穫量が減ったり、実が割れたりするリスクが高いです。乾いたらたっぷり水を与えてあげましょう。逆に、ずっと湿った状態はNGです。

●雨除け栽培は、雨による急激な水分吸収による裂果や、泥はねによる病気を防いでくれます。必須ではありませんが、やると品質向上につながります。

【病害虫】
●アブラムシ:生育の初期から発生します。ウイルス病を伝播するため定期的な防除を心がけます。植え付け穴に農薬をまいてから植え付けを行うと効果的です。

●ハモグリバエ:葉を食害し、白いスジ状の跡を残します。少量なら問題ありませんが、大量に発生した場合は生育が悪くなるため、駆除したほうが良いでしょう。

●カルシウム欠乏症(尻腐れ症):トマトの実の先端部分 が黒くなり腐敗します。根の傷み・土壌の乾燥・チッソやカリの過多により、根からのカルシウム吸収が阻害された時に発生しやすくなります。ワラを敷くと夏場の地温の上昇を防ぎ、乾燥の防止もできます。

●ウイルス病(モザイク病):葉が縮み、実のとまりも悪くなります。感染すると治すことはできず、ほかの株への感染源となるため抜き取って処分します。

●上記の他にも、害虫ではアザミウマ類やハダニ類、病気では青枯れ病・疫病・灰色かび病など、様々な病虫害が発生する場合があります。ビニールによる雨よけや、農薬の定期的な散布で防除に努めましょう。

●鳥に狙われることもありますので、必要に応じてネットなどで株を保護しましょう。



上手く育てば、夏~秋にかけてトマト三昧が楽しめますよ~!
トマト結実

トマト実り

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